掛川市水道部に関すること 4

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1.水道水1万m3廃棄

2014年9月29日(月)午前2:55

市民の方から、以下の通報が入りました。
「夜中にテレビを見ていたら、屋外から工事をしているような音がしていたので、車で音のする方向(山の上)まで確認しに行ったら、タンクの上部(オーバーフロー管)から水が勢いよく、ゴーゴーと流れている。
すぐ見に行ってくれ。」

場所は逆川配水池であり、このとき水位高の警報は発生していません。
配水池の水位は8.89mで一定であり、大井川広域水道企業団から約1270m3/hでずっと供給中されていました。

そもそも、設備が設置された当初から水位高および低の警報がありませんでした。
また、改修工事中の監視モニターには、監視モニター内に警報を設定する機能が付属していましたが、それをも活用していませんでした。

逆川配水池 逆川配水池設定

トレンドグラフで、過去に遡って逆川配水池の水位を確認すると、以下の時間帯において同様なことが発生していました。(水位が8.89mで一定で、大井川広域水道企業団から約1270m3/hで供給中の状態)

合計11時間50分間

最大1270m3/hでオーバーフロー(廃棄)していたことになります。
実際には、その時間帯に各家庭等へ配水していた水量を差し引いた値が、オーバーフロー(廃棄)した量になります。 その水量は約1万m3です。
少なくとも160万円以上は廃棄したことになると思います。ご自宅の水道料金と比較してみてください。

北部監視モニターの改造工事により、今まで水位高低の警報が設置されていなかった配水池においても、パソコン上でセットすることが可能になったのにもかかわらず、セット していませんでした。

オーバーフローの通報があった2014年9月29日には、水位高の警報を8.80mに設定するとの引継ぎかありましたが、2015年2月の時点でも、水位高の警報はセットされていませんでした。

掛川市水道部には危機管理意識がまったくありません。
本来ならば報道されていても仕方がないものです。

以下は、2015年7月22日の東京都・小金井市のニュースです。

漏水ニュース

その他の配水池においても、水位高低の警報が設定されていないものが多々ありました。
例えば、原谷配水池。

原谷配水池グラフ

原谷配水池警報画面 原谷配水池ANNセット

何ら是正措置をしなかったため、2015年1月14日(水)に原谷配水池においても、逆川配水池の前例と同じくオーバーフローをさせています。

1月14日(水)15:20頃~1月15日(木)11:00頃まで水位が一定値(19時間40分間)

約790m3の水道水を廃棄してしまいました。
このことは水道部職員のモラルに起因するものだと思います。同じ過ちを繰り返しているのに、何をしているんでしょう。鈍感極まりないです。

問題点は2点

市役所の回答

平成25年度から遠方監視装置改修工事に伴い、警報システムを設置。
平成27年3月から運用を開始。これに伴い、水位警報の設定を行い警報体制の整備が完了している。

との回答でした。
長期間、水位高低の警報を設置しておらず、判明しているだけでも2回もオーバーフローさせてしまったことに対する、責任と謝罪が明確になっていません。
要は、掛川市役所全体の職場モラルの問題だと思うのですが、どのように思われますか。

2.掛川市水道部構内での漏水

2015年2月20日(金)

管理棟南側の地面から漏水が発生しました。一般家庭なら、驚いてすぐに修理業者へ連絡するほどの漏水量です。
ところが水道部はそのまま放置し、修理を行ったのは休み明けの2月23日(月)でした。
水道部には、直営で修理することができる技術能力があるはずなのです。でなければ災害時に活動できませんから。

動画参照

掛川市役所のホームページには、以下のことが記載されています。

掛川市水道部HP

大井川の恵みに深い感謝の気持ちを持ち、水道水を大切に使う心がけが必要なのは、掛川市水道部自体ではないでしょうか。

全国レベルで比較しても、水道管の総延長はそれほど長くはないのです。

水道管総延長水道料金

配水管延長は、全国7位の浜松市の4分の1以下です。しかし水道料金は約1.5倍。