株式会社WAに関すること 2
1.適当な巡回・点検
8月10日(日)の台風11号接近時において、WAの契約社員A氏(日勤で巡回点検を担当)が、半日休暇を取得し、通常であれば1日かかる巡回点検を、半日強で終えたことがありました。
台風接近で念入りに巡回点検をすべきであるのに、適当な巡回・点検をされたのではないかと思います。
通常2名で、掛川市北部と南部に別れて行う巡回点検を、土曜日と日曜日及び月曜日は1名体制となるため、北部と南部の巡回点検を1人で行っています。
巡回点検経路と巡回点検個所は、土曜日と日曜日及び月曜日は同じです。
今まで巡回点検を、半日強で終えたことは一度もありません。
事前にA氏の半休取得はわかっていましたので、Sマネージャーと半休を許可したS業務責任者に確認をしましたが、二人とも、とても半日では帰って来れない。という発言でした。
ところが、8月10日(日)にA氏は、8:30に事務室を出発し、13:10には帰ってきてそのまま帰宅しました。
そのことを不審に思い、SマネージャーとS業務責任者に報告しましたが、前言を翻し、何も問題ではないという、発言に変わっておりました。
WA静岡中部管理所のK所長にも報告しましたが、「ご理解いただきたい。」「AさんにはAさんなりの事情があったものと思う。」との回答でした。
WAの法務コンプライアンス室にもメールしましたが、回答は、「巡回点検は余裕を持ってスケジュールしているから、時間が余っているのかもしれない。半休を与えたあとに、代務をする人をマネジメントしなかった問題はあるが、Aさんが早く帰ってきたのは、普通かもしれない。暇なときは草むしりをして、時間をつぶしている人もいるらしい。」との回答でした。
実際の車の走行距離を、社用車走行記録表で確認したところ、8月10日(日)は103kmであり、通常の平均値108kmより約5km走行距離が短いことがわかりました。
A氏を含め、同一箇所の巡回点検者の走行距離が103kmであったことなど、一度もありません。
なお、当日の作業計画書の時間配分は、以下のようになっています。
- 濁度計ゼロ校正10分
- 濁度計ゼロ水測定5分
- 日常巡回点検(南部地区)120分
- 日常巡回点検(北部地区)90分
- 管末残留塩素測定、にごり、色の確認30分
- 北部地区の施設間移動(AM)60分
- 南部地区の施設間移動(PM)60分
合計375分=6時間15分
休憩時間の1時間をプラスすれば7時間15分になり、8時30分に出発すれば、戻りは15時45分。
休憩時間を取得しなかったとすれば、戻りは14時45分になり、A氏が13時10分に戻ってきたのは、あまりにも早すぎます。
WAには巡回点検の手順書がありませんし、技能向上のための定期的な研修制度もありません。
個人の裁量で巡回点検をしているだけです。
会話集
2014/08/06 8:30頃
Sマネージャー『 』
-
ホワイトボードの勤務予定表を見ながら、
- 『Aさん、1.2.3.4.5.6.7 7連休・・・どっか行くだか?・・』
- 「10日の日曜日は、Aさん半休なんですね。」
- 『あっ。ほんとだ。』
- 「誰か代わりに行くんですかね? 午前中か、午後だけでも」
- 『あっ・・えっ? 10日の日曜日?・・・・・午前中で行っちゃえないもんなぁ。』
- 「半日で、北部と南部は無理ですよね?」
- 『無理、無理、無理、無理、Sさん了解したんだろうなぁ。日曜日の半休? 早退じゃなくて半休?』
- 「何かなぁと思って。」
- 『半休だして、早退で帰るかもしんない。早退ってねぇ、3回、月3回まではOKなんです。3回目を出すと半休なんですよ。』
- 「はあ。でも、回れないもんね」
- 『回れない。回れない。回れない・・・いくら早くても。5時くらいから回れば回れるかも(笑)。』
- 「朝5時から回ればね。」
- 『日曜日の半休ってないよなぁ。どうすんだろう?』
以下省略
日時 : 2014/08/08 17:30頃
S業務責任者『 』
- 『どっちへくるかだな。』
- 「外回りは・・・外は、KOさんは、明日はたぶん大丈夫だけど。Aさんの日曜日は・・」
- 『Aさんときは、きついでしょ。』
- 「(Aさんの巡回点検をする日曜日は)だぁ・・だぁ・・に降ってると思うけど。」
- 『うん。・・・終わったら帰るって言ってたけど。うふ、どうかねぇ。』
- 「それで半休?」
- 『一応、半休、余ってるもんで出しちゃうって、言うだよ。』
- 「でも半日じゃ、回れないでしょ?」
- 『回れない、回れない。だから、(午後)3時とか・・』
- 「3時とか4時とか?」
- 『4時とか・・・それでもいいって言うから。』
- 「変な人。それだったらどこか一日、休み取ればいいのに。」
- 『それだったら代わりを出さなきゃいけない。そうなるんだけどね。それでいいって言ったからね。
じゃあそうして。』 - 「それで目一杯早く帰ったら、びっくりしちゃう。」
- 『でも天気悪いから、そんな急に。普通通りには回れないと思うだよね。』
- 「絶対無理だと思うけどな。いつも半日で回ったことが無い人が、(午後)3時とか4時でも回れるのかな?」
台風11号接近に際して
以下省略
2014/08/11 17:30頃
Sマネージャー『 』
- 「だって半休の時って、13:10に帰ってきたよ。」
- 『引継ぎは?』
- 「8:30に出てって、13:10に帰ってきたよ。」
- 『帰ってきたよ。あぁ・・・・』
- 「半日で帰って来れないでしょ。」
- 『半日じゃ帰ってこれないね。』
- 「それが、8:30に出て13:10に帰ってきて、ちゃんと全部チェックして書いてあったよ。」
- 『13:10に帰ってきて?』
- 「うん。」
- 『昼取らずだね。』
- 「たぶん、お昼取らずだよね。」
- 『うぅ・・・・・・・休みを取らなかったんじゃないですか?』
- 「1時間休みを取らなかったとしても、13:10だから、4時間40分くらいじゃん。そんなんで回って来れるわけないじゃないですか?」
- 『慣れてくれば、時間はかなり短縮できますけどね。』
以下省略
朝5時に出かけなければ、半日では帰ってこれないと話したSマネージャーが、前言をひるがえして、嘘を連発し始めています。
2014/08/12 8:20頃
S業務責任者『 』
- 「Aさん。8月10日の半休のとき、8:30に出発して帰ってきたのは13:10。」
- 『あー、そうすか。2時か3時って言ったけどな、あの人は。僕が聞いたら。』
- 「8:30で13:10。 4時間40分。休憩無しとして4時間40分で帰ってきた。」
- 『うーん。』
- 「じゃあ普段だったら1時間の休憩入れて、5時間40分で帰って来れるんですね。っていう話だけど。」
- 『清掃とかなかったんじゃない? 清掃とかしてないでしょ。』
(2時か3時って、いつ聞いたのか。また2時と3時では1時間もの誤差がある。この発言は疑わしい。)
以下省略
もともと、土曜日、日曜日には清掃の作業計画はありません。
もしも作業計画がないのに、清掃をしていたのなら作業実績に記載しているはずですが、その記載もありません。
あきらかにS業務責任者は嘘をついており、前言(8月8日の発言)をひるがえしています。
市役所の回答
調査した結果、通報対象事実等なし。
以上が回答でした。
どのような調査をされたのでしょうか?
聞き取り調査や、実際の巡回・点検ルートのチェック、巡回・点検手順書等のチェックをされたとは、とても思えません。
2.現場確認をしないポンプの切替
原谷浄水場送水ポンプ切替え後の確認未実施
WAの契約社員A氏は平成26年12月18日に当該送水ポンプを1号→3号に切替えスイッチで切替えたが、3号ポンプの運転確認をしていなかった。
3号ポンプは、翌12月19日5:59に故障警報が発生して停止した。
ポンプの切替え操作は、委託契約外であるにもかかわらず、水道部からの口頭の指示で実施しており、水道部からポンプの確認は不要と言われていたとのことである。
財産保護の目的からも、機器の運転確認をするのは当然するべきものですが、WAと掛川市水道部の体質はどうなっているのでしょうか?
A氏の証言
2014/12/19 8:30頃
A氏「 」
Sマネージャーに対して言い訳
- 「昨日切り替えたもんで。
それこそ平気で動いてたもんで。No3。本当は火曜日だったんだけど。
昨日私やったんで。自分やって。久しぶりにやって動いてたんで。1号が。
手動にして、切替て、3に。そいで自動にしたんだけど、動かないもんで。
あれ、ここのは、水位がなんなんと切り替えると、止まっちゃうのかなという感じで。途中まで上がってれば。
ほいで、帰ってから見たら、途中でとまって、また動いてたもんでね。
Iさんに連絡して、こういうことだと・・・・
夕方きてみたら、原谷の関係じゃないですよねぇ。」 - 「これが送水流量??」
- 『そう。』
- 「18日の・・・ここで切替てやったもんで、1号動いていて、3号に切替えたんだけど、動かなかったんで。」
- 『でも(No3の)運転確認してないんでしょ?・・・運転確認していないんでしょ? 動いているところを見ていないんでしょ?』
- 「向う行って、何回か、行ったんだけど。ちょうど稼働時間とあわなかったもんで。」
- 『だから、運転しているところは見ていないんでしょ?』
- 「ただトレンド見る限りは・・そのあと・・・・(No3ポンプは動いている。)」
- 『違う、そんなこと言ってない。だからあなたは、ポンプが運転しているところを現場で見ていないんでしょ?と聞いてる。』
- 「見てない。」
何を報告しているのか、意味不明。
原谷浄水場のトレンドグラフを見て、
(A氏は自分が切替えた後に、No3が動いているから、問題なかったと言いたいのである。 あきらかに素人的発言である。ポンプを切り替えた後に、運転状態を確認しないで良いわけがない。)
市役所の回答
ポンプの切り替え作業は指示書を取り交わし、作業の実施を行っているため、通報対象事実等なし。
指示書とやらは、いつ取り交わしたのでしょうね。少なくとも2015年4月まではありませんでしたけど。
掛川市は委託契約を締結したあとで指示書を取り交わし、無償で業務を行わせる体質なのでしょうか?
それよりも、現場確認をしなくてもよいという考えについて、議論されたのでしょうか?
そちらの問題の方が大きいと思います。
3.弁の閉め忘れによる水道水廃棄
長間加圧ポンプ場においての水の垂れ流し
WAの契約社員A氏は平成26年11月28日の巡回点検で、加圧ポンプを起動させ、運転確認をするために配管から水を流しましたが、それを閉め忘れ、丸1日放置し、翌日の市民からの漏水通報でその事実を知ることになりました。
13mmの口径であれば、17L/minの漏水量と推定され、水道水を約25m3捨ててしまったことになります。
このことをWAは情報共有せず、原因追及が行われていません。
S業務責任者の話
2014/12/01 8:20頃
S業務責任者「 」
- 『なに? 長間加圧ポンプ場の蛇口って?』
- 「おれもやったけど。やったっていうか、開けたんだけど。蛇口開けて、ポンプ回るもんで。 そうしないと。ポンプ回すため。」
- 『あぁ・・・ポンプ回して、そのポンプの運転状況を確認するために。(蛇口を開ける)』
- 「(蛇口を)閉めなきゃあ、そういうこと(垂れ流し)になる。」
以下省略
水道部へはWAの所長が謝罪に伺っただけで、根本的な対策が講じられていないばかりか、ヒヤリハット事例にもなっていません。
検討会の議事録も無く、周知徹底がはかられていません。
市役所の回答
閉め忘れによる漏水の事実はあったが、掛川市の指示により是正済み。
どんな対策を講じられたのでしょうか?
WAの社内で検討会も開かれていないのに。WAから文書で原因究明と根本的対策案が示されたのでしょうか?
上記3件とも、WAの社内検討会が開かれていないのが事実です。